今日は午後から親戚の葬式があった。
生まれた頃からお世話になっていた人だったので、突然の訃報には非常に驚いた。残念でならない。
葬式の場所は盛岡市内の青山にある某寺。
寺に入ると、親族以外にたくさんの人々が来ていた。スペースに収まりきらないくらい。これは故人の人柄なんだろうねぇ。
親族のスペースは比較的余裕があったのだが、一般の方々の席は満杯で座りきれない人が出る状態。しょうがないので、若い坊さんや葬儀屋さんが席を前にずらしてなんとか全員座らせようとあれこれやっていた。けっこう前まで移動していたが、しょうがないなとあまり気にしていなかった。が、これが後からマズい展開に・・・。
しばらくして住職登場。登場していきなりお怒りモード。
葬儀屋を呼びつけて何か怒っている。さらに若手の坊さんも呼びつけて怒ってる。どうやら一般の席を前に出しすぎて、祭壇のスペースにまで入ってしまっていることが気に入らないらしい。
やがて住職はイスに座ってお経を読み、葬式を開始した。
が、やはり一般の席がまだ前に来すぎているのが気に入らないらしく、お相変わらずお怒りモード。
若い坊さんに向かって「何やってんだ、早く下がらせろ、ゴルァ!」と言う。みんなに丸聞こえ。
さらに葬儀屋を呼びつけて怒り、あろうことか払子(ほっす。フサフサが付いた棒)で葬儀屋の頭を「ボコッ」と殴っていた。
おいおい、みんなの前で、しかも仏具でそりゃまずいよ。その場にいた人はみんな唖然としてた。
弔辞を読んでいる最中も、若手の坊さんや葬儀屋に向かってお怒りモードであれこれ支持し、後ろに下げられたために座れなくなった人々を親族側の後ろの襖をガタゴト外して空きスペースをつくり、そこへぞろぞろと移動させる始末。
こんな住職初めてみた。まったくひどいもんだな。よく寺が成り立っているもんだ。感心する。
だいたい気に入らないことがあったとしても、大勢の人の前でああいうことを言うのは間違っている。呼びつけて、みんなに聞こえないように影の方で言うものだ。こっちはそんな文句を聞かされても、不快でしかない。
絶対にしてはいけないことを、堂々とするその態度にあきれると同時に、せっかくの葬式を台無しにした住職に怒りを感じた。
こいつはきっとどっかのお店に行っても、態度でかいんだろうな。想像がつくよ。イチから修行をやりなおせ。