先日、CF(コンパクトフラッシュ)を使って
なんちゃってSSD化したノートPCだけど、Windows2000で使い続けるのでは面白くない。
というか、スペックが低い上にCFが遅いので、やはりハードディスクに比べて多少遅く感じてしまう。それではくやしいので、ここは軽量Linuxをインストールして、軽快な動作を実現するのだ。
Linuxでデスクトップ用で軽量といえば、
PuppyLinuxが有名。前に別の低スペックノートPCにインストールしたことがあるが、確かにサクサク動作して快適であった。そこで、今回もPuppyLinuxを導入することに決定。
PuppyLinuxは日本語版も存在するので、さくっとダウンロードしてCD-Rに焼く。もちろん1枚に収まる。
そもそもPuppyLinuxはインストールせずとも、CDから起動して使用できるので、とりあえず最初はCDから起動する。
CDから起動する場合は、ほとんど何もせずともデスクトップまでたどり着くことができる。
そこから今度はCFへのインストールを実行することになる。
その辺の手順は
ここを参考に、この通りにやれば悩むことはない。
ということでインストール自体はあっさりと終了。ちなみに、フォーマットはext2を選択。
起動してみると、デスクトップ画面が出るまで1分かからないくらい。

操作感は非常に軽い。低スペックPCで動かすことに定評のある超コンパクトなLinuxだけに、Windows2000と比べて非常に軽快だ。
各種ソフトの起動も早いし、ブラウジングもサクサク。Win2000のときのIEのもっさり感がないのは、とても良い!
ブラウジングのことを先に書いてしまったが、PuppyLinuxをインストール後は、まず最初にネットワークに接続しなければネットが使えない。
今回インストールしたノートPCはNICが搭載されていない。そこでPCカードでNICを装着する必要がある。その場合、Linuxだとドライバはどうなんだろ・・・と心配になるのだが、今回手元にあった古いELECOMのPCカード型NIC
Laneed LD-CDL/Tは、挿すだけで特に何もインストールなどせずに認識されて、使うことが出来た。便利だなぁ。
しかし、せっかくノートPCなんだから、有線ではなく無線で使いたくなる。
そこで、手持ちのUSBタイプの無線LANアダプタ PLANEX
GW-US54GXSを接続してみた。
が、接続した途端、数秒おきに数秒のフリーズ現象が・・いわゆるプチフリってやつが頻発しまくり。どうもCPUに負荷がかかっている模様。
もはやその時点でやる気を失ってしまったので、USBタイプは取りやめ。
幸いなことに、PCカードタイプの無線LANアダプタ PLANEX
GW-NS54CWを持っていたので、こちらを使うことにした。これは数年前に買ったもので、PCデポで一番安かったから購入したもの。
さくっとググってみると、どうやらこの無線LANアダプタはLinuxで使用する際に定評のあるAtherosチップを採用した製品らしく、Linuxとの愛称は良い模様。
そこで早速ノートPCに挿してみた。今度はプチフリはない。
PuppyLinuxのネットワーク設定画面で「モジュールのロード」を選択。
モジュールの一覧が表示されるので眺めてみると、「ath_pci」というモジュールの説明に「Support for Atheros」とあったので、これがAtherosのチップをサポートしているらしい。
でも、バスが「pci」となっているのが気になる・・・。今回はPCカードタイプで、その場合のバスは「pcmcia」になるはず。ま、ダメだったらそのとき考えるとして、気にせずにロードを実行。
そうしたところ、何事もなくあっさりと無線LANアダプタを認識。WPAでルータへの接続も問題なし。

結局、あまり苦労することなくPuppyLinuxをインストールし、無線LAN接続することが出来た。
操作感は軽快でかなり快適。ハードディスクの騒音もないし、古いノートPCをうまく活用できた。消費電力も小さいし、無線接続だし、ふと思い立ってネットを見たりするには便利だ。今回の試みは成功だな。
ということで、このまま使い続けることに決定。