息子と二日で、7月9日から1泊で
盛岡市立区界高原少年自然の家が主催の「アウトドア・イン区界 夏の巻」へ参加してきた。
息子はキャンプは未経験だし、この機会にいろんな人達との集団活動を経験して少しでも成長してもらえたらという気持ちもあって、申し込んだのだった。
7月9日のお昼ごろに家を出発し、息子と二人で一路区界高原へ。区界高原は盛岡から近いので、家からでも50分もかからずに到着。ちなみにSoftbankの携帯は圏外だ。
まずは受付で参加費をお支払い。大人・子どもともにお一人様3,000円なり。
集合時間になると、区界高原少年自然の家の宿舎の食堂に全員集まり、いろいろと説明があった。指導してくれる先生方やボランティアの紹介なども。
その後、早速テントへ。息子はテントでの宿泊をとても楽しみにしていたのだ。

息子はテントに入った時点でもうテンションが高く、とても楽しい様子。常設テントなのであまり綺麗とは言えないけれどね。
荷物整理をしてしばらく休憩した後は、班ごとに別れて晩ご飯の準備。メニューはキャンプ定番のカレー。

息子もジャガイモを切ったり、お米をといだりといろいろとやらせてもらった。


カレーを煮るのもお米を炊くのも、もちろん薪を燃やして行う。この辺は先生に指導してもらってやった。

お米がうまく炊けるか心配だったけど、無事に炊けて、みんなで美味しくカレーを食べた。息子もモリモリと。

食事の後は宿舎のお風呂に入り、次はキャンプファイアー。キャンプと言えばキャンプファイアーというイメージがあるけれど、個人でキャンプに行ったらこれは体験できない。
キャンプでは、
盛岡世代にかける橋というボランティア団体の人々がいろいろと歌やゲームなどを次々とやってくれるので、息子も楽しめていたようだった。
キャンプファイアーの後は、蛍観察。すぐ近くの林へ行き、懐中電灯を消して真っ暗な中、蛍の観察を行った。
どんくらい見れるのかなと思って行ったら、もう蛍がいっぱい。何百匹いただろうか・・・とにかくいたる所に蛍の光が点滅している状態で、たまに自分の周りにも蛍が飛んでくるので、捕まえて見ることもできる。
真っ暗な中で山道を歩くので息子は怖い怖いと言ってたけど、蛍を見れて喜んでいた。息子よりも、むしろ実は自分の方が感激していたのだけどね・・・。こんなにいっぱいの蛍を見たのは初めてだったので。
先生の話によると、去年よりも10倍くらい蛍が見れたとのこと。どうやら直前に雨が降ったのが良かったらしい。
蛍観察から戻ると、キャンプファイアーの残り火を囲んで家族交流会。ここでは子供たちにはジュースとお菓子が、親にはなんとビールとおつまみが配布された。なんかこういう公立の施設で酒が出るとは予想外だったんだけど、大人も楽しみがないとね、ということらしい。なかなかやるね。

さらに子供たちには、花火が用意されていて、手持ち花火が数百本と打ち上げ花火が数十発。あたりがすっかり煙くなったよ。息子は夢中で花火をやっていた。

家族交流会では一応、家族ごとに自己紹介もやった。当然ながらみなさん盛岡市内から来ているわけだけれど、残念ながら同じ小学校の子どもはいなかった。
21時30分に家族交流会を終了し、息子念願のテントでの就寝。就寝時にはシュラフを貸してもらえるんだけど、どこの誰が使ったともわからんシュラフを使うのが嫌な場合は、自分で持ち込むのが良さそうだ。
寝始めのころはシュラフをかぶるとちょっと暑いかなと思ったけれど、夜中は寒くてシュラフをかぶらないとだめだった。さすが高原だ。
7月10日は朝6時に起床。高原の朝はすごい涼しくてさわやかだ。
この日はまず自然散策へ出発。先生を先頭に、みんなで山道を歩き、途中途中で先生が植物について説明をしてくれる。たまに虫や動物の話も。ちなみにこの辺は当然ながらクマが生息していて、たまに目撃することがあるそうだ。

散策の途中、水晶の森という小川の周りに石英が大量に落ちている場所がある。ここではよくよく探すと、水晶を見つけることが出来るそうで、しばらくここで水晶探しをやった。

息子と二人で夢中になって水晶を探し、なんとか3個ゲット。一生懸命探せば、結構見つかるみたい。

水晶探しの後は再び山の中を歩き、兜広場へ到着。ここでお弁当と山菜汁のお昼ごはんを食べた。

お昼ごはんの後は、いよいよ兜山登山。自分は小学生の頃に一度だけ登ったことがあるが、高所恐怖症な自分的には、すごい怖かった記憶がある・・・。でも、ここは息子と二人で登るべし。
兜広場を出発し、一路兜山へ。正式名称は、兜明神岳かな。

少し歩くとすぐに山頂付近へ到達。徐々に道が険しくなる。

そして山頂付近はもう岩山をよじ登る感じ。息子はがんばって登ったけれど、途中で雨がぱらついたこともあり、時間切れ。自分も高くてビビってたので、途中まででよかったかなと・・・。
登った地点から山頂を見上げるとこんな感じ。

下を見下ろしてみた。写真だとよくわからないけれど、結構角度が急なのよね・・・。

でも見晴らしは最高に良い。

盛岡市内も見えた。

兜山を下山した後はキャンプ場に戻り、閉会行事を行って14時過ぎに解散。
息子はとても楽しかったらしく、「帰りたくない、もう1回テントに泊まりたい」と言っていた。今回のイベントへの参加は、息子にとってとても貴重な経験になった。またひとつ成長したかなと思った次第。自分ももちろん楽しかったしね。
親子でこういうイベントに参加するっていうのも、いいものだ。