今日の青森市は青空が広がって良い天気。やっぱりこういう日は海に行こう、ということで今日は
夏泊半島まで足を伸ばしてみた。
夏泊半島は青森市の東隣の平内町にあり、陸奥湾に突き出た半島だ。青森市内の自宅からだと、車で1時間ほどで半島の先端まで到着する。
半島の先端に到着したのは12時頃だったんだけど、その頃は引き潮らしく、岩場が広がっていた。

結構広い岩場だ。海の向こうに見えるのは大島。

見渡すと何やら一生懸命に熊手(くまで)で地面を掘ってる人々がいる。何しているのか聞いてみたところ、アサリを採っているとのこと。他にも近くではシジミも採れるらしい。

子供たちは岩場の水たまりに夢中。そこにはヤドカリがたくさんいて、石をひっくり返すと小さいカニが簡単に見つかる。お店でヤドカリを売っているのを見たことがあるけど、ここならとり放題だ。

しばらく興奮気味でヤドカリやカニを捕まえていたけど、強い海風が吹いており、薄い上着じゃ寒くて耐えられなくなり30分くらいで撤収した。もう4月も下旬になろうとしているこの時期だけど、もうちょっと暖かい格好で来るべきだった・・・。
次に向かったのは大島。大島には橋を歩いて渡る事ができる。
大島への橋の手前には民宿が建ち並んでおり、食堂があったり、ほたてを売ってたりする。ほとんどお客さんはいなくて、ガラガラだったけどね。


これが大島だ。橋がなかった頃は満潮時には歩いて渡れなかったらしい。今は橋のおかげでいつでも歩いて渡れる。

橋を渡ると大島への登り口がある。

最初は階段が続いている。この辺はまだ余裕だったんだけどね・・・。


階段を登り切ると、その後は山道が続く。大島のてっぺんあたりを歩いて行くので結構なアップダウンがあり、道の脇が海へと続く急斜面だったりして、予想外に大変な道のり。



途中、道の両脇にはカタクリとイチリンソウの花がたくさん咲いていた。

急なアップダウンをなんとかクリアし、やっと先端エリアへ。先端には灯台がある。

灯台の高さは低い。ソーラーパネルが付いてた。

灯台の奥には弁天宮という小さな祠(ほこら)があった。1719年建立とのこと。家族みんなでお参りした。

大島の先端からの眺めは素晴らしい。陸奥湾がぐるりと一望できる。
遠くにかすんで見えるのは下北半島。



こっちは津軽半島かな。

青空の下、素晴らしい海の景色を堪能出来てよかった。でも、冷たい海風が吹きつけて結構さみぃ〜・・・。もうちょっと暖かい時期に来た方が良かったかな。
大島先端部分への道のりは結構大変で、ちょっとしたトレッキング気分を味わえる。4歳児でも歩けるくらいなので、大人だったら全然大丈夫だけどね。
大島から撤収した後、帰り道の途中で浅虫温泉の近くにある
ほたて広場へ立ち寄ってみた。ほたて広場の建物の中はやはりほたて三昧で、ほたてをいっぱい売っている。

でも、子供たちの目的は建物裏にある公園。そこには遊具が並んでおり、ボールも無料で借りれて広場で遊べるようになっている。しばらくここで子供たちと遊んだ。

広場の海側は海浜公園になっており、小さな砂浜もある。夏に海でちょこっと遊ぶには良いかもね。

今回の夏泊半島への旅は、岩場で生き物に触れ合ったり、大島で素晴らしい景色を見れたり、とても良かった。そういえば帰り道の途中では、道路を横断するカモシカにも出会ったりした。子供たちはとても楽しかったようだ。
夏泊半島には海水浴場やキャンプ場もあるそうなので、夏になったらまた来よう。